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ごめんやっしゃぁ! チワワの帝王 銀次郎でおま!

我輩は犬である。
東京は板橋区大山にあるペットショップで売られていたところ、齢数ヶ月で今の飼い主に引き取られる。
名前は銀次郎と名付けられた。
当時は、どうするアイフル? でお馴染みの金融業者が、可愛らしいチワワをコマーシャルに使った事から一大チワワブームとなる。

半年も経つと同じペットショップから弟分が引き取られた。
彼の名前は龍一。

それぞれの名前は、当時飼い主がムキになって見ていた竹内力が主演を演じるミナミの帝王からとった名前だ。

我輩が主人公の萬田銀次郎でおま。

引き取られた最初の家は池袋駅に近いマンション。
数年の内に池袋→上野→亀戸→錦糸町と寝ぐらを変えた。
錦糸町に住んでいる時に、ヒロインともいうべきメス犬が仲間入り。
飼い主はオスだからか、えらいメス犬を溺愛していた。
名前は胡桃。

胡桃が入って、しばらくすると、女の飼い主が姿を消した。
我々、犬を選んで買ったのは、女飼い主だったけど、そば屋のせがれと付き合うことになったとかで、食い物屋で犬は飼えないとか言う理由で、男飼い主とオス犬2匹とメス犬1匹を置いて、新しい男のもとへ行ってしまった。

だけど、それを待っていたかの様に、すぐに新しい女飼い主が男飼い主の元へ転がり込んだ。
彼女は連れ子としてメス猫を1匹連れていた。
新しい女飼い主は、前の女飼い主の捨てた我々を面倒見るのが気に入らない様で、更に新しい犬を飼う事で納得しようとした。
そんな理由で増えた新しい仲間の名前は飛雄馬、オス犬だ。

こうして我々犬4匹、ネコ1匹、男飼い主、女飼い主のムツゴロウファミリーの様な生活が約5年ほど続く。
その間、毎月数週間はペット可のペンションに旅行に行ってるムダにゼニを使っている時もあれば、畑で盗んできた野菜が我々の主食になる貧乏な時もあった。
成金生活から、ドン底貧乏生活へとライフスタイルが変わった際には、住み慣れた東京から埼玉へと居を移して、極貧生活を耐え続ける。
そうしている内に男飼い主が、何やらカネを作れる仕事を見つけ始めだした。
学習しない男飼い主は、またもや成金生活をはじめる為、家賃4万円のマンションから25万円の家賃へと同じ市内で引っ越しをする。

貧乏生活脱出をしたところで、女飼い主がまた変わった。
女飼い主が変わった時に、連れ子のメス猫は彼女が引き取ったが、自分で買った犬は大きすぎるという理由で置いていかれた。
犬4匹と男飼い主の捨てられ組み生活が始まったが、またもや一月もしない内に、新しい女飼い主が現れた。

3人目の女飼い主との生活が数年経つと場所を群馬へと変える。
単純に男飼い主が、我々と散歩をするのに良い環境を求め田舎に住みたがったという理由からだ。
安易に全ての仕事をやめて、新天地で同様の仕事を始めたが、数ヶ月もしない内にカネに困る事の無い生活となる。

コロコロと居住地を変えた男飼い主だったが、新天地の群馬県では、我々との散歩を楽しんだ生活をしており、我々全員が永遠の眠りにつくまで群馬という田舎での生活を望んでいたようだった。

だけど、男飼い主には田舎で生活した経験が無く、田舎の文化や流儀に馴染む事が出来なかった。
しばらくすると、約5年ほど一緒に暮らした女飼い主もまたいなくなっていた。

その後、田舎のストレスに押し潰される様に、男飼い主は入院する事になった。
我々、男犬は男飼い主の運営している店の若い女スタッフが、入院しているあいだ世話をしに来てくれたので、むしろ永遠に入院してくれと思うほど嬉しかったりもした。
でも、男飼い主が、娘の様に、彼女の様に溺愛していたメス犬の胡桃は、男飼い主が突然帰って来ない事にストレスを感じて急死した。
2015年6月27日、心臓病だと医者は言っていた。

胡桃が死んで1年4ヶ月後に、男飼い主と我々オス犬3匹の男軍団は日本から逃げ出す様にフィリピンへと飛び立った。
暑さという環境に慣れない事や、言葉の壁もあるが、何を言ってるか分からなくても何とかなった。

フィリピンに来てからも、相変わらずアチラコチラと住処を変えている。
ラスピーニャス→サンパロック→ラスピーニャス→インファンタと、フィリピンに来て、まだ5ヶ月だけど4箇所目の居住地だ。

残念ながら、まだまだ続きそうな旅の途中、インファンタに来る前、今年の1月18日に弟分の龍一が逝った。

あと生き残ってるのは、男飼い主、チワワ銀次郎、シェルティ飛雄馬のオス3匹だ。
最近は新しい女飼い主が、何を言っているのか分からないが良く世話をしてくれている。
男飼い主は、田舎で我々と散歩する事を希望していたから、ここを犬生の最終地点にしても良いかもしれない。

どこで暮らしたって、良い事もあれば、嫌な事があるのは、アチラコチラに住んだ上で、じゅうぶんに体験した。
飼い主に捨てられるツラさも何度も体験したし、一緒に暮らす仲間を失う悲しさも味わった。
たくさんの人間と触れ合う楽しさを堪能しながら、暖かく空気の良いところで、のんびりと穏やかに騒がしく、晩年を迎えても良いかもしれない。

男飼い主がそうさせてくれるなら…


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コメント

いつも思います。
文才 凄いです。
惹き込まれました。
私は今 お店が一軒もない田舎にいますが、なかなか いいものです。
タガログ語を話せないので、
誰も話しかけてきませんが、
それが楽です。

Re: タイトルなし

>cj様 コメありがとうございます。楽しそうな所にいるんですね。羨ましいです!

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