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【MA5】マジでアレする5秒前

広大な土地を持つマリザ一族だけども、一族の所有というより兄弟2人が管理者になっており、それ以外の者はノータッチという事になっているらしい。
コメを作っているけども、母親をはじめ、トライシクル運転手をやっている長兄からも、しっかりコメのカネを摂るようだ。
母親は年金暮らしで少ない年金しか収入を持たないので、コメ代はウータン(ツケ)になっているらしい。
回収不能なウータンなので、あげているのと同じなのだけど、親から譲り受けた土地で、親からカネを摂るのはどうなのかとも思うけど、農家の仕事において他の者が、手出しも、口出しも、お手伝いも一切していないので、当然と言えば当然なのかもしれない。

私も買ったばかりのスクーターを磨いていたら、子供達が寄ってきて私がやるなどとヒマつぶしの仕事を奪われ、作業が終わった後にはベンテ(20ペソ)を寄越せと小遣い稼ぎされてしまった。
そこらへんのカネの感覚が、どうにもまだ身についていないので、いちいち考えこんでしまったりする。
日本でも親の肩を叩いて50円・100円の小遣いをあげるなんて普通にあるので、そういう感覚だとは思うのだけど、何せ私は外国人なので、何をどこまでどうしたら良いのか、もしくはイケナイのかが分からない。
また、この子は兄弟の子だからとか、親戚の子だからなどの、微妙なニュアンスがあるのか無いのかを掴めないでいる。
私が来た事で、これまで作り上げ保ってきたバランスを出来る限り崩して欲しくは無いと思うからだ。

いちおう40をゆうに超える十分過ぎるオッさんな訳だけども、頭の中はオトナになりきれていないので、自分にとって可愛いと思う子は遊んであげたり、話し相手になってあげたりするけど、私が可愛くないと思う子は遊んであげないのはモチロン平気でシカトしたりする。
平等には接してあげたりしない。
私は子供達の親では無いので平等に接する必要が無いと思っているし、理屈の問題じゃなく可愛くない子には冷たい対応をしている。

さて、久々に都会へ遠征に出かけた。
首都マニラまでお出かけしてきた。
改めてフィリピンの良い部分と悪い部分を知る事が出来た。

マニラには今回初めて大きなバスに乗って行ってみた。
バンと比較して10ペソか20ペソくらい安い。
だけど、客を拾いながら走るので、原チャリより余裕で遅い。
私の席の斜め前にはアメリカ人ぽいポリネールが座っていた。
のちにコイツが私にとって非常に苦痛をもたらす事になる。

峠をバスで走るとジャイアントスイングを中途半端に喰らいながら、その逆回転を中途半端に食らうみたいな状態が延々と続く。
さらに道の状態が悪いので、バスのサスペンションがトランポリンの様に跳ねまくっている。
三半規管というのだろうか? ネットの状態が悪いので確認する事は出来ないのだけど、耳の奥にある平行感覚を司る器官だ。
私は非常に三半規管が弱い。
子供の時はクルマやバスだけでなく、新幹線の中でさえゲロをぶちまけていた。
そんな私が遊園地のコーヒーカップが上下運動している様な乗り物の中にいれば目を回すに決まっている。
グラングランしている中、隣の席では小さな子供がゲロゲロしている。
私はその場面をガン見してしまい、連れゲロ度が30%に達する。
時間にして1分もしない内に子供のゲロのニオイが漂ってくる。
何を食っているのか知らないけど、ハナでの呼吸が不可能になり、連れゲロ度が60%に達する。
ハナでの呼吸が出来ずに、目をまわしている私はアブラ汗というのか、冷たい汗というのか、ヤバイ汗をだらだらと垂らし始める。
その状態の私を見たマリザさんが気を利かせ、バスの冷房が私に当たる様に調整する。
その冷房の風のニオイが鼻で息をせずとも、バスの排気ガスのニオイだと分かり、連れゲロ度は90%に達していた。
そんな私の横で、マリザさんがバフォ・バフォ(クサイ・クサイ)と連呼している。
そんなの知っているし、それを言ったからって、何も状況なんて変わんないんだから、私を洗脳するように隣で連呼するのを止めてほしい。
さらに追い討ちをかけるように、マリザさんが「なぜ、ポリネールはみんなクサイの? キリキリ、ブンバイ ナ アモーイ」などと言う。
私も完全なる老人の域に達したアメリカンな白人男性は、羊の肉を主食にしているようなニオイを放っていたのは知っていた。
ただ、ギリギリの状態でいる私の頭の中で、子供のゲロのニオイと、バスの排気ガスのニオイと、アメリカーノのキリキリ(脇の下)のニオイが合成されてしまった。
連れゲロゲロ度99%。
下を向けば、胃の内容物は一切をぶっ放すスタンバイは完全に整っている。
悲しくなんてないけど目からは涙が溢れる。
ゲロを滑らかに吐く為の生唾がドロドロと食堂に流れ込み、腹筋が電気信号で強制的に運動させられている様にヒクヒクと痙攣する。
信号待ちしているバイクがアクセルを吹かす様に、勢いよく飛び出す準備をしている。
そんな状態の私を見かねて、マリザさんが降りるか? と聞いてくる。
私は既に返事する能力を持ち合わせていなかったので、よくフィリピン人がやるように眉だけで返事をする。
峠の途中でクルマを脇に寄せクルマから降ろしてもらう。
バスを降りると、カネ回収役の男が、そこにブチまけろと場所を指定する。
バス乗客の視線を集める中、ゲロをぶちまけれるほどの大胆さは持ち合わせていない。
というか、私を降ろして、バスには消えてほしい。
その後、どうなっても良いから、私を残してバスは出発してくれ!と交渉するものの、こんな山の中で降ろしても、どうする事も出来ないから困るだろうと説得される。

交渉をしている内に山のキレイな空気を吸い込んだせいか、ゲロ度は一気に低下し、以前危険域にあるものの、最悪の状態からは脱出する事が出来た。
アメリカーノと子供のゲロ臭から離れれば、何とか耐えれる事が分かり、バスのカネ回収役が座る最前列の席へと変えてもらう。
私が席を奪った事で数時間カネ回収役は立ち続ける事になってしまったのだけど、無事にマニラまで到着する事が出来た。
他人に迷惑をかけてはいけない文化から巣立った私と、自分勝手を受け入れられる文化のフィリピン人とのセメギあいがを垣間見る事が出来た。

正直、他人に迷惑をかける事が恥として体に染み込んでいる私としては、恩にきせられていなくとも、数分とは言え私の都合でバスを停めてしまうのなら、私を置いて出発してもらった方が、その後に困難が待ち受けていても精神衛生上は爽やかでいられる。
お待たせしてしまった人に申し訳ない気持ちでいる方が面倒くさかったりする。
だけども、そんなの日常茶飯事なフィリピン人としては、具合が悪そうな奴を置いて行く方がよっぽど心が痛かったりするのだろう。
この辺りの文化は多少の時間では相容れないDNA単位の隔たりがある。

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マリザさんと知り合って半年近く経つけど、初めて300ペソを超える高額な食事をした。
マカティはグリーンベルトのイタリアンレストランで800ペソのお支払いは、あさりとガーリックのパスタとマルガリータというのだろうか何も入ってないプレーンのピザだ。
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コメント

No title

はじめまして
僕もフィリピンで車に乗ると必ず酔います

乗り物酔いのクスリを飲むようになってからは
大丈夫になりました

お試しアレ

Re: No title

>名無し様 コメントありがとうございます。酔い止めクスリ フィリピンでも売ってますかね? 誰かに聞いてみます

酔い止め薬

お疲れ様でした。おかげさまで乗り物酔いの無い私はわかりませんが、少し出掛ける度にクスリを買ってる子がいました。
一時間以上は耐えられないようですw

Re: 酔い止め薬

>田舎好き様 コメントありがとうございます。マニラがオンロードなら、田舎はオフロードなので具合悪くなる人多い気がします。

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