記事一覧

チャーハン・スパゲティー・ラーメンは朝ゴハンなんだそうで

時には現地の幻獣民にも、そしてこのブログを読んでいる日本人に制止されても、私はプレイヤーがやりたかった。
マネージャーじゃイヤだった。
だって、言葉が通じたってスタッフの管理も出来ないし、要はそもそもマネジメント能力を私は持っていない。
ただ、やってみたい事があったら、想像だけじゃツマラナイので、実際に会社を作ったり、お店を開いたりしてしまう。
色んな事に手を出して、自分で全てプレイヤーが出来ないから、仕方無しに管理側に回っているだけだ。

例えば、以前には、日本では犬を飼っているという理由だけでトリミングサロンを始めた。
埼玉県の大宮という地域で店を開いたのだけど【大宮 トリミング】などで検索すると、LOVE DOGSという店が複数上位表示されるのだけど(たぶん検索エンジン上では、地域で1番流行ってそうな店になっているハズ)、別に私は犬の毛を切れるわけじゃない。
ちなみに、この店は物件取得費用も入れて、5~60万円で作った店だ。
※ 今現在、私の管理下に無いので、トリミング予約以外のお問い合わせはご遠慮ください。

※2 検索エンジンに上位表示させるのが、ちょっとだけ出来るというだけなのでホームページをキレイに作れるという技術は持ち合わせていません。
検索してHPを見つけてヘボイと思われても、そういう事ですのでご了承ください。

当時4頭の犬を飼っていて、全てのトリミングをすると3万円近く払っていて、月に2回くらいトリミングやシャンプーをしてもらうと莫大な費用だったので、お店を作ろうと思ったわけだ。
どこかに勤めていた訳でも、誰かに教えてもらった訳でも無く、エロブログでメシを食おうと思っていた時に身につけた完全なる自己流の知識だけど、ビッグなキーワードで無ければ地域で上位表示させる事くらいは出来た。

エロの世界は競争が激しく、天才的な能力を持つ奴が、何故こんなクダラナイ事にチカラを注ぐ? と不思議になるくらい、その道のスペシャリストが凌ぎを削っており、トラフィックを集めるのに異常なほど長けている。
何百万というアクセスを集めなければ、メシを食えるレベルにはなれない。
私は、そのエロでの戦いでは、勝ち目が無かったのだけど、そこで戦った経験値は無駄では無く、様々な知識を身につけられた。
その裏側の世界で身につけた知識が表の世界で通用するかを試したかった。

トリミングサロンを始めてみたのは、犬を複数飼っていたのと同時に、エロブログで身につけた検索エンジン対策の知識が応用出来るかを知りたかった。

一般的に個人でトリミングサロンの開業は、犬の毛を切る技術がある者が考える。
ただ、犬の毛を切れるというだけで、客を集めたり、リピートさせたりなどのアイデアの引き出しを持っている訳じゃない。
ただ、犬の毛を切れるというだけの奴に集客なら勝てると思ったのだ。
毛を切るトリマーさんは、雇えばいいだけの話。
そんな自分の推測が正しいかどうかを知るために店を開いたり、会社を作ったりする。
だけども、1度始めたら、長い期間続けなければならないし、長い時間拘束されたりする。
それが苦痛でならない。
私はトリミングサロンのマネージャーをやる為に生まれてきた訳じゃないと思ってしまったりする。

すごく長い前フリになったけど、軌道に乗ってしまった店の運営には興味が無いし、私はマネジメント能力がある訳じゃないので、安定して運営させるチカラは無い。
インファンタのお店は、今1番楽しい時で、数ヶ月後には、私は興味を持っていないかもしれない。
いちおうは、生活の糧を得るという目的の為にやっているけど、メシを食うだけの為にはガンバれない。
自分の興味、好奇心を満たすオモシロさが無いとムキになれない。
その点、ここフィリピンでは、言葉が通じないハンデがあったり、日本と文化が違ったりなど、思ったように攻略出来ない楽しさがある。
例えば、朝の5時にチャーハン食べたり、スパゲッティ食べたり、ラーメン食う奴なんていないと私は考えるのだけど、マリザさんは『朝ごはんだ』と言う。
実際にチャーハン作ると朝5時に買う奴がいる。
私の常識なんて通用しない。

何より1番攻略出来ないのがマリザさんだ。
私がブログを作っている横でコーヒーをすすっているのだけど、まるで赤ワインを飲むかのごとくコーヒーカップの中身を揺らして回している。
そして予想通り、コーヒーがカップの外に飛び出し、テーブルにぶちまけられる。
孤独なウサギみたいな目で私を見ながら『アライ アライ』とか言って、コーヒーがかかった腕をアピールしてくる。
私はコーヒーがこぼれた事にも気づかないフリをして、相手にしないようにする。
絶対に心配しているフリなんかしてやるものかと意地になってしまう。
何故なら、それはアクシデントなんかじゃなく、必然とも言える起こるべくして起こった出来事だ。
アホを相手にしているとイライラしそうなので無視を決め込む。
イカウ ソブラドとか言って、何故か私が悪者の様に言われるけど、それにも反応してはあげない。
きっと、私はワガママなので、自分の思い通りにはしたいけど、他人の思惑通りに動かされるのがイヤなのだろう。

そんな全く攻略不可能なマリザさんに疲れてしまったのか、はたまた慣れない長時間労働に疲れてしまったのか、私は風邪をひいてしまった様だ。
あったとしても体温計で熱を計ったりしないけど、無いので熱を計る事は物理的に不可能なのだけど、きっと熱も出ていたりしたのではと感じていた。
そんな中、日本人と言えばラーメンという幻獣民の期待に応えて、それらしい物の開発に私はチカラを注いでいた。
夏が終わったのか分からないけど、1日陽射しを浴びていれば生命の維持に支障をきたすレベルである事は間違いない暑さの中、私はキッチンでモクモクとスープ作りに励んでいた。
店を借りる時の条件として、レストランをやるならばキッチンに換気扇をつけろと言われていたが、カネが無いので後回しにされ、未だにキッチンに換気扇は無い。
なので、スープ作りは、サウナの状態になる。
熱があるのではという状態でハナミズを垂らしながら大量の汗をかく。
きっと、この大量の汗で熱も下がるだろうと考えていたけど、立っているとフラついたり、景色がオレンジ色になったりする。

スープの材料は、アディダス、日本でモミジと呼ぶ鳥の足。
そして、パーター、日本で豚足と呼ばれる部分だ。
この良いダシが出そうな部分らは、いちおう安く手に入る。
アディダスはハーフキロで50ペソ(110円)、パタは1キロ買って120ペソ(264円)、他に生姜やニンニクやタマネギと煮込む。
灰汁などをとりながら3時間費やして基本のダシ汁を作り上げた。
このダシ汁にパティスを1滴垂らして味見してみる。
おぉ、フィリピンらしからぬ上品で繊細なお味だ。

実はこのスープ作りをする前に、他店のお味と価格を調査していた。
ラーメンっぽいヌードルが置いてある店は2件しか無い。
1つは、天ぷらソバなどと偽って、ラーメンっぽいモノにエビフライを入れている店で、そこは1杯58ペソをとる。
小綺麗な店舗でスープはまぁまぁのデキ。
もう一軒は、トロトロみたいなローカル色の濃い店作り、明らかに水牛で作った臭みのあるスープで、その臭みを消す為なのか大量に入ったコショウの味しかしない1杯25ペソのお店。
その水牛のヌードルを食べた時に、マリザさんが私作ると言い出す。
マリザさんの頭の中は分かっている。
コレなら私も作れるし、もうちょっと美味しいのが作れると考えたのだろう。
幻獣民だけでやっているなら、それで良いのかもしれないが、我がお店は日本人が関わっているお店なわけで、幻獣民が作った幻獣民の為の、ただ安いだけのヌードルを模倣しても意味がない。
むしろ恥をさらす。
でも、マリザさんには、そんな私の考えは、これっぽっちも理解出来ない。
だから、理解させようとは思わない。
ただ、マリザさんを制し、私が作るから! とだけで押し通す。

そんなのを経て、体調不良の中、暑さや、スープ作りや、マリザさんと戦いながら、作り上げたスープなので、愛情は入っていないけど執念みたいなモノが入っている。
まだ味付けをしていないスープをお椀にすくって、パティスを1滴垂らして、マリザさんに味見させてあげる。
マリザさんは味見をしたあと、キッチンに行き、ここらでは牛肉売っていないから牛肉の味が好きなので、クノールのビーフテイストのブイヨンを入れると良いなんて言い出す。

あぁぁ、コイツまじで殺してぇ…

クノールのブイヨンでいいなら、鳥の足やら、豚の足やらを3時間もクソ熱い中、コトコト煮る必要なんて無いし、ウマイもマズイもなく、じゃぁハナっからクノールで良かったじゃねーか!
そんなんだったら、ナベにポトンってクノール落として、お湯が沸いたら、ちょろっと醤油でも付け足してラーメンですって、すぐに出せるじゃねーかよ!

そうやって作るもんだと思われている中で、そういう人達を相手に俺は商売していくのか…。
私のやっている事などムダだと言われた気分なので、このスープをそのままキッチンに流してやりたい…。
繊細さが無い奴に、繊細な味を作っても意味がない。
スープに、砂糖、バゴオン、醤油、パティスなどで味付けをしてやるけど、どうせ分からないのだから、そんなに気をつかわないで味付け出来て気がラクだ。
お好みでコショウやカラマンシーでも絞って食ってくれ!
って感じの、少々投げやりな気持ちでラーメンスープが完成した。
マリザさんが味見して、コッチの方がウマイと言っていた。
そうだろうよ、完成品だからね。
ダシの美味しさを確認させてやろうと思った私が間違っていた。
マリザさんにとっては、ちょっとニオイのするお湯でしか無かった訳だから、美味しいもマズイも無く、こりゃクノール入れないとだなってなるわな。

これが後々まで語り継がれるインファンタラーメン誕生秘話となるのかは分からないけど、新しく手間のかかるメニューを開発した。
このラーメン、なんとレギュラーサイズ30ペソ(66円)、ハーフサイズ15ペソ(33円)という低価格で売ってみる。
まぁ、店に入らないと、ラーメン売ってる事が分からないから、ガバガバ売れたりはしないんだろうけど、値段に関係なく他店のよりかは美味しいから売れる様になったら良いなぁと願っている。


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

TOM様、当方ブログのご紹介ありがとうございます。
本屋さんで本を買う時の様な詳細説明文を作って頂き、まるで本屋で平置きされた著者の気分を味わえました。
ありがとうございます。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

No title

遂にラーメン完成ですか。でも、ラーメンに限らず土人て味覚が無いじゃないですか。日本人が食べて美味いと思った物を食べても美味いと感じない人が意外と多いんですよね。まして、食べた事の無い物なら尚更です。味が濃いのが好みの人種なので、クノールスープに何かを加えた物の方がコストが抑えられて良い様な気がします。結局、カラマンシーを絞ったりチリを入れたりで、スープの味なんて解らないんですからね。


それと周りのお店が営業許可を取っているのかは知りませんが、お店が流行れば妬まれて他の店から間違いなく市役所、税務署、入管等にチクられます。税率は半端じゃないですから、くれぐれもお気を付け下さい。

Re: No title

> josepe様 コメントありがとうございます。あはは、さきほどツナ缶のツナとマヨネーズ混ぜて食べて、あまりの不味さに嘔吐しました。日本人客がゼロの地域で日本人用を作って、なんて自分はアホなんだろうとオチてましたw 今のところ店の綺麗さ以外に妬まれる要素ないですw 手続きは皆さんにアドバイス頂く度にマリザさん脅してますが、私の言う事なんて耳貸さない様ですw

No title

C6のTOMさん同様に
毎日訪問させて頂いています。

手間暇掛るベース調理程、後から味覚に響いてきます。
ベースが出来たですから、軽コストの素材で複数のバージョンが出来て来ると思います。
確かにクノールのスープを使えば、マジックサラップの顆粒を使えば、大企業が莫大な投資と経験をバックグラウンドにした、フィリピーノ受けする味が簡単に仕上がりますが、簡単に飽きられ、簡単にコピーされるでしょう。
その意味に於いて、日本人が手間暇掛けた、既成化学調味料と一味違う味を守れば、口コミで地域のピノイ達に広がると思います。だって、日本人監修ですからね!
安価なバリエーションとして例えば、
完成したラーメンに、多分、タダ同然で入手出来る牛の背油を濾し絞り投入する。
多量に絞った生ニンニクを菓子のプラステックトレーで一人前に小分けし、冷凍したトッピングを、具合が良いタイミングでラーメンに投入し提供するなどですか。
なにより、ベースが本格派ですから、トッピングされた味のバージョンで、化学調味料では絶対出無い2味以上の味覚バリエーションを提供出来ると思います。
原価を抑える必要が命題として有る以上、化学調味料は絶対に避けた方が賢明だと感じます。

色々なカルチャーギャップに苦悶するでしょうが、日本から応援しています。
頑張って、生活費プラスアルファの獲得を目指してください!

Re: No title

>通りすがり様 コメントありがとうございます。熱い応援を頂き、大変ありがたく感じています。気持ちだけは、上がったり、下がったりを繰り返す中、売上は急上昇も無ければ急降下も無いです。まるで何年もやってるkの様に帳尻合わせてきます。オカルトですw

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事一覧

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
28位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
アジア
15位
アクセスランキングを見る>>

全記事表示リンク

FC2ブログランキング

ブロとも申請フォーム

プロフィール

walangpela

Author:walangpela
walang pela na ako ワタシ オカネ ナイヨ
kawawa naman na ako ワタシ スゴイ カワイソウ
きっとそんな感じの内容のBLOGになると思いますが
どうなっていくのかは知らないです
hindy ko alarm ワタシ シラナイヨ

QRコード

QR