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カビテにあるペットの火葬場に行きました

これから愛犬の最後を見届けに火葬場に向かう。
1年前に死んでしまったワンちゃんの時は、自分が入院中だったので、息をひきとる瞬間も一緒にいれないばかりか、火葬にも立ち会えなかった。
ただ、病院の窓から火葬している方角の空を見上げて、煙が見えないかなとか、雲がワンちゃんの形になったりしないかと眺めるしか無かった。

だけど、今回は自分の胸の中で息を引き取ってくれて、最後まで顔をあげて私の顔を見つめていてくれた。
なんて複雑な気分なんだろう。
元気な時は、私になんて目もくれず、女の人に尻尾を振り続けていた彼が、最後の瞬間は他に目をやる事もなく、私だけを見ていて、私に何かを話しかけてくれていた。
元気な時は私から逃げ回っていた彼が、私を呼び、私に抱かれる事を望んだ。
もし、私にその知識と技術があるなら、私が彼の命を奪ってあげたいとさえ思った。

私は彼の命ある時間の9割方に関わり、その命が終わる最後まで一緒にいる事が出来て、なおかつ彼の愛情をたっぷりと感じる事が出来た。
すごく幸福感に包まれている。
何故なんだろう?
大事な犬が死んだのに… この幸福感は…。
もちろん、彼の事を考え出すと途端に息が出来なくなるほどに苦しくなる。
せつなくて悲しい気持ちが溢れ出てきたりもする。
幸せな気持ちと、悲しい気持ちとが交互に押し寄せる、すごく複雑な気持ちだ。

火葬場で彼の魂の抜け殻が燃やされるのを見ていたい気持ちと、見たくない気持ちと両方が入り混じる。
魂の入っていない肉のかたまりは、セミの抜け殻と一緒だ。
過去に使い古された器でしかない。
だけど、彼の華奢な体を抱く事やニオイをもう2度と感じる事が出来ずに、永遠にこの世から消えてしまうかと思うと、その瞬間に立ち会いたくなくて、お腹が痛くなる。

ジープニーとバスを乗り継いでカビテにある火葬場についた。
すごく整えられた庭の綺麗な火葬場だ。
谷みたいな場所にあるらしく、風が吹くと幽霊が泣いている様な音に聞こえて、綺麗なのに不気味な場所だ。
今、ちょうどリュウ君が燃やされてる。
心なしか何かを燃やしているコゲの匂いがする。
1時間くらいかかるらしい。
同居人のマリザさんは、犬の写真などがついた遺骨を入れるグッズをあれやこれやと見ている。
遺族感情に漬け込む商売は気に入らないので、私はそんなの要らないと伝えた。
フィリピンではあり得ないくらいに高い7000ペソもの火葬代を取るだけあって、数分ではあるが素敵なセレモニーを開いてくれた。
リュウ君が主役になった事など、トリミングをしたあとにお店の人に写真を撮ってもらう時くらいだったので、リュウ君が主役のセレモニーをしてもらって、きっと彼は満足な気持ちでいるだろう。


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出来立てホヤホヤのホットドッグ。焼きすぎて骨になっちゃいました。




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コメント

幸福感

恐らく、看取るという一つの区切りを達成された事からも来ているのではないでしょうか。でも、十数年一緒に居てくれた人生のパートナーですから悲しみも当然。小生も義理の父の葬式の時に数年しか一緒にいませんでしたが、何とも言い表しようが無い複雑な気持ちでした。

Re: 幸福感

> ちょっとさん コメどーもです。なんか永遠に自分だけのものになった感覚です。ちょっと思想が犯罪者めいていますねw

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